- 7月 19, 2026
第7回 認知症予防に本当に効果的な運動とは?
~歩くだけでも脳は変わる?~
運動は認知症予防に最も効果が期待される生活習慣の一つです。ウォーキングや筋力トレーニングなど、脳の健康を守る運動習慣について認知症サポート医が分かりやすく解説します。
「認知症予防には運動が大切」
そんな話を耳にしたことはありませんか?
実際、多くの研究で運動習慣のある人は認知機能が維持されやすく、認知症の発症リスクが低いことが報告されています。
しかし、
「どんな運動をすればいいの?」
「毎日歩くだけでも効果はあるの?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
今回は、認知症予防学で推奨される運動について分かりやすく解説します。
なぜ運動は脳に良いのか?
運動をすると、
- 脳への血流が増える
- 神経細胞が活性化する
- 生活習慣病の予防につながる
- ストレスが軽減される
など、多くの良い変化が起こります。
これらが認知機能の維持に役立つと考えられています。
図1. 運動と脳血流・BDNF(脳由来神経栄養因子)の関係

一番おすすめは「歩くこと」
特別な運動を始める必要はありません。
まずはウォーキングから始めましょう。
景色を見ながら歩く
季節を感じながら歩く
家族や友人と会話しながら歩く
こうした日常の運動でも脳への刺激になります。
筋力トレーニングも重要
年齢とともに筋肉は減少します。
筋力低下は、
- 転倒
- 閉じこもり
- 活動量低下
につながります。
そのため、スクワットや軽い筋力トレーニングも認知症予防には大切です。
図2. 運動が脳を守るしくみ

「ながら運動」でさらに効果的
最近注目されているのが、
運動しながら脳を使うことです。
例えば、
- 散歩しながら会話する
- 歩きながら景色を楽しむ
- 軽い計算をしながら歩く
などです。
身体と脳を同時に使うことで、より良い刺激になると考えられています。
図3 運動と脳を使う活動

ここまでのポイント
✅ 運動は認知症予防に役立つ生活習慣の一つ
✅ ウォーキングは始めやすい運動
✅ 筋力トレーニングも大切
✅ 身体と脳を一緒に使う運動がおすすめ
順聖クリニックでの取り組み
- 認知症予防相談
- MCI相談
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
などを通じて、脳と全身の健康づくりをサポートしています。
「何から始めればよいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。
まとめ
運動は、認知症予防のために今日から始められる生活習慣です。
特別な運動でなくても、毎日のウォーキングや軽い筋力トレーニングを続けることが、脳の健康につながります。
無理なく、楽しく続けることが何より大切です。
運動は、未来の自分の脳への大切な投資です。
次回予告
第8回 脳を守る食事とは?
~認知症予防に役立つ食習慣と栄養のポイント~
運動だけでなく、毎日の食事も認知症予防には欠かせません。
次回は、脳の健康を支える栄養素や、今日から始められる食習慣について分かりやすく解説します。
認知症予防・脳の健康についてご相談ください
順聖クリニックでは、
- 認知症予防相談
- MCI(軽度認知障害)相談
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 睡眠改善
- 生活習慣改善
など、“脳の健康”を全身から守る診療に取り組んでいます。
ーーーーーーーーーーーーーー
「最近物忘れが増えた」
「家族の変化が気になる」
「睡眠の質が悪い」
「血圧や糖尿病が気になる」などありましたら、お気軽にご相談ください。
ーーーーーーーーーーーーーー
順聖クリニックでは、
山梨県認定の認知症サポート医として、
地域の認知症対策にも取り組んでいます。▶ 問い合わせ、初診のご予約・ご相談はこちら
(📞055-251-2121)(WEB予約)
関連記事
▶ 第1回 「認知症は予防できる時代へ」
~最新研究で分かった“45%予防可能”という新常識~
▶ 第2回 「MCI(軽度認知障害)とは?」
~物忘れはどこから危険?~
▶ 第3回 「睡眠不足は脳を老化させる?」
~認知症と睡眠の深い関係~
▶ 第4回 「高血圧・糖尿病・脂質異常症が脳を傷つける理由」
~生活習慣病から脳を守るために~
▶ 第5回 「難聴と認知症の意外な関係」
~補聴器が脳を守る時代へ~
▶ 第6回 「とっとり方式認知症予防プログラムとは?」
~運動・知的活動・社会参加を続けるコツ~
▶ 第7回 「認知症予防に本当に効果的な運動とは?」←今回ココ
~歩くだけでも脳は変わる?~
▶ 第8回 「脳を守る食事とは?」
~認知症予防に役立つ食習慣と栄養のポイント~
▶ 第9回「フェルガードとは?」
~認知症予防を支える医療機関専用サプリメント~
▶ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
▶ 高血圧・糖尿病・脂質異常症と脳の健康について
文責:総合内科専門医 内藤 修
