• 5月 21, 2026
  • 5月 22, 2026

【健康診断でALTが高い方へ】脂肪肝(MASLD)は放置してはいけません(第1回)

健康診断で、

  • 「ALTが高いですね」
  • 「脂肪肝があります」
  • 「γGTPが高めです」

と言われたことはありませんか?

脂肪肝(MASLD)は、日本人成人の約3人に1人にみられる非常に身近な病気です。

しかし、

  • 「お酒をあまり飲まないから大丈夫」
  • 「体型はそれほど太っていない」
  • 「症状がないから問題ない」

と思っている方にも増えています。

脂肪肝は、初期にはほとんど自覚症状がありません。

そのため放置されやすい病気ですが、進行すると、

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 肝硬変
  • 肝がん

などにつながることがあります。

一方で、脂肪肝は早期であれば改善が期待できる病気でもあります。

順聖クリニックでは、採血・腹部エコー検査・生活習慣の見直しを通して、脂肪肝の診療を行っています。

脂肪肝(MASLD)とは?

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態のことです。

近年では、「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」という新しい呼び方が使われるようになっています。

以前は「脂肪肝=お酒の飲みすぎ」というイメージがありましたが、現在は、

  • 食べすぎ
  • 糖質過多
  • 運動不足
  • 肥満
  • 筋肉量低下
  • 糖尿病
  • 睡眠不足
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

など、生活習慣や代謝異常が大きく関係していることが分かっています。

特に注意が必要なのは、「太っていないから安心」とは言えない点です。

見た目がそれほど変わらなくても、加齢による筋肉量低下や内臓脂肪増加によって脂肪肝が進行している方も少なくありません。

こんな方は要注意です

以下に当てはまる方は、脂肪肝の可能性があります。

健康診断で

  • ALT(GPT)が高い
  • γGTPが高い
  • ASTが高い
  • 中性脂肪が高い
  • HbA1cが高め
  • 「脂肪肝」と言われた

生活習慣では

  • 甘い飲み物をよく飲む
  • 夜遅い食事が多い
  • アルコールを毎日飲む
  • 運動不足
  • 最近体重が増えた
  • 間食が多い

体の変化として

  • 食後に眠くなる
  • 疲れやすい
  • お腹周りが増えた
  • 最近つまずきやすい
  • 階段がつらい
  • 食事中にむせやすい

こうした症状の背景に、「筋肉量低下(サルコペニア)」や脂肪肝が隠れていることがあります。

放置するとどうなる?

脂肪肝は「ただ脂肪がついているだけ」と軽く考えられがちですが、放置すると肝臓の炎症が進行することがあります。

脂肪肝の進行イメージ

脂肪肝(MASLD)

脂肪肝炎(MASH)

肝線維化

肝硬変

肝がん

特に肝硬変まで進行すると、肝機能低下や腹水、黄疸など重い症状につながります。

さらに脂肪肝は、肝臓だけの病気ではありません。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 慢性腎臓病(CKD)

とも深く関係しています。

つまり脂肪肝は、「全身の生活習慣病のサイン」とも言える病気なのです。

脂肪肝改善の基本

脂肪肝改善で最も重要なのは、生活習慣の見直しです。

① 甘い飲み物を減らす

甘い飲み物を減らすことは脂肪肝改善の第一歩です

ジュース、スポーツ飲料、エナジードリンク、加糖コーヒーなどは、糖質を短時間で大量に摂取しやすく、肝臓に脂肪をため込みやすくします。

まずは、

  • お茶
  • 麦茶
  • 無糖コーヒー

を中心にしてみましょう。

② 体重の7%減量を目標にする

脂肪肝は、現在の体重から7%程度減量することで改善が期待できるとされています。

例えば60kgの方なら、約4kgの減量が目安です。

急激なダイエットではなく、3〜6か月かけてゆっくり改善することが大切です。

③ タンパク質をしっかり摂る

朝食でタンパク質をしっかり摂ることは、筋肉量維持と脂肪肝改善につながります

筋肉量低下は脂肪肝悪化につながります。

  • 大豆製品

などから、毎食バランスよくタンパク質を摂ることが重要です。

特に40代以降は、筋肉量維持を意識することが大切です。

④ 食後に軽く体を動かす

食後の軽い運動は、血糖上昇を抑え、肝臓への脂肪蓄積を減らします。

おすすめは「ゆるスクワット」や速歩きです。

食後30分以内に1〜2分だけでも体を動かす習慣をつけましょう。

⑤ 飲酒量を見直す

毎日の飲酒習慣は、脂肪肝を悪化させる大きな原因になります。

特に、

  • ストロング系チューハイ
  • 甘いサワー
  • カクテル類

は、アルコールと糖質の両方を多く含むため注意が必要です。

まずは「量を半分にする」ことから始めてみましょう。

順聖クリニックでできること

順聖クリニックでは、脂肪肝に対して以下の診療を行っています。

  • 採血検査(肝機能・糖尿病・脂質評価)
  • 腹部エコー検査
  • 生活習慣指導
  • 食事・体重管理サポート
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の評価

脂肪肝は、早めに気づいて改善することが大切です。

健康診断でALT高値や脂肪肝を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

健康診断で、脂肪肝やALT高値/γGTP高値を指摘された方へ

脂肪肝(MASLD)は、早期であれば改善が期待できる病気です。

一方で、放置すると糖尿病・高血圧・慢性腎臓病(CKD)・動脈硬化・肝硬変などにつながることがあります。

順聖クリニックでは、

  • 採血検査
  • 腹部エコー検査
  • 生活習慣の見直し
  • 食事・運動アドバイス

を含めて診療を行っています。

健康診断で、

  • ALT高値
  • γGTP高値
  • 中性脂肪高値
  • 脂肪肝

を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

▶ 問い合わせ、初診のご予約・ご相談はこちら
📞055-251-2121)(WEB予約)🏥

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文責:総合内科専門医 内藤 修

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