各種ワクチン

65歳以上の肺炎球菌、50歳以上の帯状疱疹、60歳以上のRSウイルス、インフルエンザ、コロナウイルス、B型肝炎ウイルス、麻疹・風疹ウイルスなどの予防接種を承っております。
「知っておきたい最近の高齢者ワクチンのこと」
近年ワクチン開発は急速に進化しています。高額な入院治療費などを抑制し、結果的に国民医療費の大幅な削減につながつています。特に肺炎は日本の死因全体で第5位、80歳以上で第3位です。ワクチン接種を是非ご検討ください。
肺炎球菌ワクチンとは
高齢者の肺炎の原因菌は、肺炎球菌が約30%で圧倒的1位です。65歳以上の高齢者や60歳以上65歳未満で基礎疾患(肺気腫、喘息、心血管疾患、慢性腎臓病、慢性肝疾患、神経疾患、糖尿病、免疫力低下など)がある方では、肺炎以外に、敗血症や髄膜炎などを発症する重篤な侵襲性肺炎球菌感染症を起こしやすく、院内死亡率は約22%へ上昇します。その為、65歳以上の高齢者および60歳以上65歳未満で自治体が定める基礎疾患のある方は、肺炎球菌ワクチンの接種対象となっています。
肺炎球菌の血清型は約100種類存在します。日本で感染頻度の高い血清型ワクチンが開発され使用されています。近年、これまでのワクチンに含まれない血清型による感染症の増加もみられ、血清型置換が進行しています。
2006年11月に発売された「ニューモバックスNP」(MDS)は、肺炎球菌の23種類の血清型に対応しています。肺炎球菌性肺炎の約34%をカバーし、侵襲性肺炎球菌感染症の約45%をカバーします。免疫効果が徐々に低下するため、5年~6年毎に追加接種を継続する必要があります。5年以内の再度接種は副反応が強く出る場合があります。
一方、2024年8月に改良発売された「プレベナー20」(ファイザー)は、肺炎球菌の20種類の血清型に対応しています。肺炎球菌性肺炎に対するカバー率は約73%、侵襲性肺炎球菌感染症に対するカバー率は約45%です。結合型ワクチンで免疫記憶が長く形成され、効果は生涯にわたり持続する修正免疫のため、通常は1回の接種で完了します。
免疫力低下や基礎疾患がある方へは、より高い免疫獲得を目指すために、プレベナー20または後述のキャップバックスが「メモリー細胞」を誘導しするため先に1回摂取し、1年以上間隔を空けて次にニューモバックスNPの幅広い23価肺炎球菌ワクチンを併用すれば、ブースター効果(相乗効果)により更に免疫効果は遥かに強くなると実証されています。
2025年9月時点の、おすすめ肺炎球菌予防接種方法
- 1位:満65歳の方は、助成金を利用してニューモバックスNPを1回接種する。1年以上間隔を空けてキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種し、肺炎球菌による肺炎予防は完了。
- 2位:最後にニューモバックスNP接種から、1年以上間隔を空けてキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種し完了。
- 3位:満66歳以上で肺炎球菌ワクチン未接種なら、いつでもキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種し完了。
- 4位:満65歳以降も5年~6年毎にニューモバックスNP接種を継続。当院では終了しました。
2026年度、おすすめ肺炎球菌予防接種方法の予報(新薬への助成金対応問題が解決した場合)
- 1位:満65歳の方は、助成金を利用してキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種する。1年以上間隔を空けてニューモバックスNPを1回接種して完了。
- 2位:最後にニューモバックスNP接種から、1年以上間隔を空けてキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種し完了。
- 3位:満66歳以上で肺炎球菌ワクチン未接種なら、いつでもキャップバックスまたはプレベナー20を1回接種し完了。
ニューモバックスNP皮下注射
1回7,000円。
満65歳の方は、助成券(予診票)が送付されます。甲府市での助成金は4, 000円。
満66歳以上の高齢者の方は全額自費での接種対象です。(満65歳以上満100歳までの5歳おきの定期接種経過措置の5年間は過ぎ2024年3月末日で終了しました)
満60歳以上65歳未満の方で心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいがある方(身体障害者手帳1級相当)は自費での接種対象となる見込みですが、一応市役所にお問い合わせください。
生活保護を受けている方は全額助成となりますので生活福祉課までお問い合わせください。
プレベナー20筋肉注射
1回11,000円。
プレベナー20は、小児では助成金の対象です。2025年9月時点では、高齢者への助成金はなく、任意接種で全額自費です。
満65歳以上の高齢者が接種対象です。
満60歳以上65歳未満の方で心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいがある方(身体障害者手帳1級相当)は、接種対象となります。2025年9月時点で助成金はなく、任意接種で全額自費です。
最新の肺炎球菌ワクチン情報
厚生労働省は2025年8月8日、成人の肺炎球菌感染症予防に特化して設計された21種類の血清型に対応した肺炎球菌結合型ワクチン「キャップバックス筋肉注射」(MDS)を製造販売承認しました。2025年10月1日に新発売の予定です。また2025年9月現在、キャップバックスおよびプレベナー20への助成金の適用追加について、検討審議中の模様です。
キャップバックスは、日本成人の市中肺炎の原因となる肺炎球菌血清型の71.9%をカバーしており、また日本成人の侵襲性肺炎球菌感染症では80.3%をカバーしています。結合型ワクチンで、生涯にわたり持続する修正免疫です。
2025年9月時点でキャップバックス価格は未定です。プレベナー20よりやや高価になる予想ですが、電話でお問い合わせください。当院ではキャップバックスを採用いたします。
キャップバックス筋肉注射
1回価格未定。電話でお問い合わせください。
2025年9月時点では、高齢者への助成金はなく、任意接種で全額自費です。
満65歳以上の高齢者が接種対象です。
満60歳以上65歳未満の方で心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいがある方(身体障害者手帳1級相当)は、接種対象となります。2025年9月時点で助成金はなく、任意接種で全額自費です。
帯状疱疹ワクチンとは
帯状疱疹は50歳代から発症率が徐々に上がり80歳までに3人に1人は感染します。一度発症し免疫ができても、また免疫が低下して再発することがあります。
帯状疱疹ワクチンは、50才から任意で自費接種が可能です。2025年4月から5年間の経過措置で、満65歳以上へも助成金の定期接種となりました。満年齢で65歳から5歳おきに100歳まで対象です。
1987年(昭和62年)発売の乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(BIKEN財団)いわゆる「生ワクチン」(ビゲン)と、2020年1月発売の不活化ワクチン「シングリックス」(GSK)の2種類あります。どちらか一方を選んで頂きます。市役所から助成金の通知(接種券)は生涯に1度限りですので、見逃さずに助成金制度を利用しましょう。
生ワクチン(ビゲン)皮下注射
1回8,000円。甲府市での助成金は4,400円。
生ワクチン(ビゲン)の発症予防効果は約50%と弱く、予防持続期間は約5年と短いです。効果が弱まる5~6年後を目安に追加接種を繰り返すことが推奨されています。もし発症した場合でも、予防接種後約5年間は帯状疱疹後神経痛の発現を約65%予防します。
但し、病気や治療中のため「免疫力が低下している方への生ワクチン接種はできません」ので注意が必要です。また、異なるワクチン接種とは27日以上の間隔を空ける必要があります。
シングリックス筋肉注射
1回22,000円。2ヶ月以上あけて2回目の追加接種が必要です。2回接種の合計は44,000円。甲府市では2回接種分の助成金の合計額は22,000円。
シングリックスの帯状疱疹発症予防効果は2回接種後に50歳以上で約97%と高く、効果の持続期間も11年はあります。現在も効果持続期間につき検証が継続されており、次回の追加接種の推奨時期については未確定です。もしも帯状疱疹が発症した場合でも、帯状疱疹後神経痛の予防効果は70歳以上で約86%と強力です。
RSウイルスワクチンとは
RSウイルスは全年齢で感染します。免疫が付きにくく何度も感染を繰り返します。特に乳幼児と高齢者では重症化しやすいです。成人肺炎の約12%にRSウイルスが関与している報告があります。またRSウイルス感染で入院した高齢者は、インフルエンザと比べて院内死亡率が有意に高いと報告されています。
RSウイルス検査については、1歳未満の乳児と入院中の患者のみに保険適応です。迅速抗原検査の感度が乳児と異なり成人では著明に低下します。また自費検査と保険診療の混合診療は禁止されています。
特効薬の抗RSウイルス治療薬がまだ無いため、通常の診察では確定診断は必要がないとされています。当院ではコロナウイルスやインフルエンザ検査での鑑別診断を行い、RSウイルス感染の可能性がある場合は対症療法の薬剤処方や必要に応じてレントゲン検査等を行います。
RSウイルスの感染力はインフルエンザ並みに強く、発症前の潜伏期にも周囲の人を感染させ、あらゆる施設などで集団感染を起こします。
しかし、2024年1月にRSウイルスワクチン「アレックスビー」(GSK)が登場しました。感染予防の他、感染後の重症化予防効果が強いのが特徴です。
アレックスビー筋肉注射
1回25,000円。未だ助成金制度はありません。60歳以上に接種が可能です。また、50歳以上で免疫力低下や基礎疾患がある方も接種対象です。
60歳以上で基礎疾患のある方へのアレックスビーの効果は、感染予防が約95%で、感染後による肺炎や細気管支炎など重症化予防は約90%と強力です。
効果は2~3年持続しますが、新薬にて効果持続期間につき検証が継続されており、次回の追加接種の推奨時期については未確定です。
インフルエンザワクチンとは
毎年度の秋冬に、自治体による定期接種が行われています。
助成金対象者の、65歳以上の方は申請しなくても個別通知(予診票を含む)が届きます。60歳~64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方も助成金の対象となり、市役所窓口での申請が必要です。
生活保護受給者は、全額公費負担となります。
助成金実施期間は、「2025年10月1日~2026年2月28日」です。ワクチン接種してから効果が現れるまで約2週間です。例年12月から3月に流行のピークを迎えます。それに備え、当院では「毎年10月中旬から12月初旬」の接種を推奨しています。ワクチンの効果は約5ヶ月間持続するとされています。
受験生と親御さんなどは、大事な受験シーズンと流行期が重なるため、コロナウイルスワクチンと同時に任意接種(自費)での予防接種をお勧めいたします。
季節性インフルエンザワクチン皮下注射
1回4,000円。甲府市の助成金は2,000円。生活保護受給者は全額公費負担となります。
2025年度シーズンは以下の3株がワクチン製造株として選定されました。
A型株
①A/ビクトリア/4897/2022 (IVR-238) (H1N1)
②A/パース/722/2024(IVR-262) (H3N2)
B型株
③B/オーストリア/1359417/2021 (BVR-26) (ビクトリア系統)
新型コロナウイルスワクチンとは
新型コロナウイルスワクチンには、①mRNAワクチン、②組換えタンパク質ワクチン、③ウイルスベクターワクチンの3種類が存在します。
新型コロナウイルスは、インフルエンザと同じくRNAウイルスであり変異が起きやすく、複製エラーが多いため、進化のスピードが速いです。非常に短期間で遺伝子変異しながら流行を起こしています。
現在承認を受けている新型コロナウイルスワクチンは、①コミナティ(ファイザー:mRNAワクチン)、②スパイクバックス(モデルナ:mRNAワクチン)、③ダイチロナ(第一三共:mRNAワクチン)、④ヌバキソビッド(武田薬品:組換えタンパクワクチン)、⑤コスタイベ(Meiji-Seikaファルマ:レプリコンワクチン)の5種類がズラリと発売承認を受けています。いずれも生ワクチンではありません。
mRNAワクチン
新型コロナウイルスの表面にはスパイクタンパク(抗原)があり、これがヒト細胞にあるACE2受容体に結合し感染が成立します。病原体の侵入によりマクロファージや白血球など細胞性バリアが攻撃を行います。その際に細胞間の連携指示を炎症性サイトカインが担います。感染して傷ついた細胞を樹状細胞が取り込み、病原体の1部を自らの細胞上に提示します。それがリンパ節で行われて、獲得免疫で主役となるリンパ球(T細胞やB細胞など)の働きにつなげます。ウイルスが微量ならば自然免疫だけで感染防御ができる可能性があります。しかし自然免疫を突破して細胞内に入り増殖を始めたときに細胞外にでたウイルスを抗原提示細胞が貪食して周囲に知らせて、T細胞(細胞免疫)によるウイルス貪食やB細胞(液性免疫)によるウイルスを中和する抗体産生につなげます。抗体は抗原と結合して、その毒性を無力化したり、体外へ排出するよう助けます。守るのは抗体のみでなく、仕組みは何段階かに複雑に連携し体制を備えます。しかし、多くのウイルスの侵入を許した際に頼りになるのが抗体を効率よく作るワクチンです。
新型コロナウイルス感染症での重症化の特徴の一つは、体内で強い炎症反応が起こることです。この炎症は「サイトカインストーム」と呼ばれる現象で、体内のウイルス量が非常に多くなる等、ウイルスがなかなか排除されない場合に発生します。この現象がさらに病状を悪化させ、生命を脅かすことがあります。炎症性サイトカインが激しく増加すると、炎症の抑制が効かなくなり、高熱、組織の破壊、シヨック、死につながる可能性もあります。
mRNAワクチンは新型コロナウイルス(RNAウイルス)のスパイク遺伝子を用いて作成されます。ウイルスがタンパク質を作るもとになる遺伝情報をmRNAとして体内に注射で取り込ませて、病原体と同じタンパク質を自身の細胞で作成することで免疫システムを構築させます。mRNAワクチン接種直後からマクロファージや白血球などの免疫細胞が活性化され、免疫システムの司令塔として働く炎症性サイトカインを放出します。また、獲得免疫であるT細胞とB細胞は、mRNAワクチンによって提示されたスパイクタンパク(抗原)の特徴を覚えて約2週間かけて特異的な免疫応答システムを確立します。オミクロン株を含む変異株に対しても一定の効果は維持できます。また、mRNAワクチンの特徴は変異株に対する改良型のワクチン作成まで約3ケ月のみで、短期間に製造可能なことです。ワクチンのmRNAはDNAの核内には入り込まないためヒトDNAは変化されません。
しかし、2020年後半には新型コロナウイルス感染症による重症肺炎や血栓症にもスパイクタンパクが関与していることが判明しており、そのスパイクタンパクを抗原として提示するために体内でスパイクタンパクをつくらせる遺伝子を体内に入れることになるmRNAワクチンに対して懸念を抱いている方はいます。すなわち、スパイクタンパクが長期にわたり、体内に存在することはACE受容体への結合による高血圧のみならず、全身の血栓症による重篤な臓器障害などを引き起こすことなどが懸念されています。また獲得された抗体が減弱してきたときでの感染時の有害事象や今後繰り返し投与された場合の長期的な安全性はこれからの課題と指摘されています。将来的なワクチン関連疾患増悪についてはしっかりとしたモニタリング体制の構築が不可欠と考えられています。
「コミナティ」(ファイザー)では、発症予防効果が95.0%と高い有効性を示しています。mRNAワクチン接種後に、ごく稀ですが思春期や若年成人で女性よりも男性に軽症の心筋炎や心膜炎の副反応が報告されています。この副反応はmRNAワクチン接種後の約4日後にみられスパイクタンパクが関与しているとの指摘が散見されています。ワクチン接種後の免疫効果持続性については約半年と報告されています。毎年繰り返し接種することで高いレベルの免疫を獲得するブースター効果が得られます。また変異株に対応するために改良型ワクチンの接種が行われています。
組換えタンパク質ワクチン
2024年4月19日、ようやく日本でも新たなタイプの組換えタンパクワクチン「ヌバキソビッド筋肉注射」(武田薬品)が厚生労働省より製造販売承認されました。既に世界では先行して2022年3月時点で30ケ国以上で接種実績があります。製造法で実績があるウイルス組み換えスパイクタンパク(抗原)を人体外で作成して投与する、従来型で安全性への懸念が少ない、国産の非遺伝子ワクチンです。副反応や遺伝子情報変異なよこれまでmRNAワクチンに対して懸念があった方にとっては安心感が持てる可能性があります。
新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク(抗原)が免疫反応の時の標的になります。このスパイクタンパクを作るため、ウイルス自体は使用せず、ウイルスの一部だけを人工的に作り出し、その人工的な遺伝子情報を動物の細胞に組み換えます。この細胞が「組み換えた」遺伝子情報を利用して、スパイクタンパクを作ります。細胞が作ったスパイクタンパクを集めて不純物を取り除き、そこに免疫を起こさせやすくする仕組み「アジュバント」を加えてワクチンにします。「アジュバント」を入れることによって免疫系統がより強い反応を起こし、長期的な免疫記憶が作成されます。
ヌバキソビッドは、過去に他のどの種類の新型コロナワクチンでも接種した事がある方は、前回の接種から6カ月以上空けて1回のみ接種します。
1度も新型コロナワクチンを接種した事がない方は、1回目の接種後に4週間空けて2回目の接種が必要となります。
効果持続性については約1年あり、発症予防効果は90.4%と報告されています。また、mRNAワクチンに比べ接種後の全身性の副反応が少ないとされています。新薬にて予防効果や効果持続性等について検証が継続されています。
ウイルスベクターワクチン
当院では採用しませんので、割愛させていただきます。
自治体の定期接種
新型コロナワクチンの全額公費接種は2024年3月末で終了しました。代わりに2024年10月1日から高齢者などを対象に、重症化予防目的で自治体の定期接種が開始されています。
助成金の実施期間は、インフルエンザワクチンと同じく、2025年10月1日~2026年2月28日です。
助成金対象者の、65歳以上の方は申請しなくても個別通知(予診票を含む)が届きます。60歳~64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方も助成金の対象となり、市役所窓口での申請が必要です。
生活保護受給者は、全額公費負担となります。
受験生と親御さんなどは、大事な受験シーズンと流行期が重なるため、インフルエンザワクチンと同時に任意接種(自費)での予防接種をお勧めいたします。
コミナティ筋肉注射 ファイザー
1回15,000円。甲府市の助成金7,800円。
1バイアル1人用があります。
12歳以上(妊娠していない者)で、健康な者及び安定した疾患を有する者にも任意接種(自費)が可能です。
ヌバキソビッド筋肉注射
1回15,000円。甲府市での助成金7,800円。
1バイアル2人用ですので、なるべくご家族や友人などと2名ずつで予約をお願いいたします。18歳以上(妊娠していない者)で、健康な者及び安定した疾患を有する者にも任意接種(自費)が可能です。
※ワクチンは非常に高価であり、突然キヤンセルされると破棄せざるを得ない場合があります。必ず予約の通りに来院してください。また、ワクチン予約の5日前~予約当日に発熱や体調不良などが出現した場合には、必ず早めに当院を受診して診察を受けてください。ご協力を宜しくお願いいたします。
※筋肉注射も皮下注射も接種部をもまないでください。
※血液の流れをサラサラにする抗血小板剤や抗凝固剤を内服中の方は、筋肉注射後に接種部を上から5分間しっかり押さえてください。
※ワクチン接種後、ごく稀に、迷走神経反射やアナフィラキシーによる意識消失発作を起こすことが報告されています。接種後は待合室で念のため15分間は休んでからお帰りください。
※ワクチン接種後24時間は激しい運動は避けてください。同日の入浴は差し支えありません。接種部位を強くこすることは避けてください。ごく少量の飲酒に限り可能ですが、中等量や多量の飲酒は厳に慎んでください。副反応が強く出たり、十分な免疫獲得が得られない可能性があります。
※ ワクチン接種後は免疫力が低下し体調が悪化する可能性がありますので、前日と当日は十分な睡眠をとりましょう。
※ 各々ワクチン接種後の副反応に、発熱、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感、頭痛、接種部位の発赤や疼痛が出現しやすいです。約2~ 3日で治りますが、解熱鎮痛剤(カロナール、または飲み慣れているロキソニンなどの薬剤)を服用してください。当院でカロナールを事前に希望される方は遠慮なくお伝えください。