禁煙外来
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禁煙補助薬について
禁煙補助薬「チャンピックス」の出荷再開は2025年上半期に予定されていますが、出荷再開後に安定供給が確認されてから、改めてホームページに記載させていただきます。
なお、ニコチネルTTSでは禁煙の成功率がチャンピックスに比べ約30%劣ると報告されています。ニコチン受容体に、タバコに含まれるニコチンが結合し、ドーパミンという脳内神経伝達物質を放出させることで快感や満足感を生み出します。
この快楽ホルモンであるドーパミンの放出が、喫煙を繰り返してしまうニコチン依存症のメカニズムの一部です。
タバコは明らかに麻薬です。
禁煙の重要性
タバコの煙に含まれる有害化学物質は約5,300種類あり、そのうち発がん性物質は70種類以上含まれています。
ニコチンには血管を収縮させる働きがあり、血流を悪化させる原因となります。
その結果、動脈硬化症、狭心症、心筋梗塞のリスクが非常に高くなります。
また、ビタミンCが著しく消費され、免疫システムに障害が起こり、ウイルスや細菌の排出が困難になり、かぜ症候群、気管支炎、肺炎などの感染症にかかりやすくなります。
慢性閉塞性肺疾患(肺気腫)は、タバコの煙やPM2.5などの有害物質を習慣的に吸い込むことで肺に持続的な炎症が生じ、発症します。
一度破壊された肺は時間が経過しても元に戻りません。慢性閉塞性肺疾患はCOPDと呼ばれます。
肺気腫の生存率
軽症であれば5年生存率は90%程度、中等症であれば80%程度、重症であれば60%程度とされています。
禁煙後も肺気腫は進行性の疾患で、肺気腫全体では平均5年生存率70%、10年生存率40%程度との報告があり、予後不良であることが知られています。早く禁煙することが大事です。
電子タバコついて
電子タバコ、特に加熱式タバコは、紙巻きタバコに比べて害が少ないというわけではありません。
ニコチン依存症、発がんリスク、呼吸器や循環器への影響、受動喫煙のリスクなど、さまざまな健康被害を引き起こす可能性が指摘されています。
慢性的な電子タバコの使用が、肺の好中球エラスターゼおよびマトリックスメタロプロテアーゼレベルを増加させます。
肺の細胞で、慢性的にエラスターゼという物質が増えていくと、肺に損傷が起き、肺気腫になりやすいと言われています。
いずれも早期禁煙が大切です。